MMA

意味

Methyl methacrylate
和訳:メタクリル酸メチル

化学式

CH2C(CH3)COOCH3 / C5H8O2
CAS:80-62-6

製造方法・使用用途

原料により、ACH(アセトシアノヒドリン)法、MAN(メタアクリロニトリル)法、エチレン法、プロピレン法、直接酸化法の反応様式がある。日本国内では直接酸化法が主流。
直接酸化法は、イソブチレンまたはter-ブタノールからメタクロレインを経由してメタアクリル酸を製造する固定床2段気相酸化反応である。一段目のイソブチレンまたはter-ブタノールの酸化には、モリブデン、コバルト、ビスマスを主成分とした複合酸化物触媒が用いられ、二段目のメタクロレインの酸化は、モリブデン、バナジウム、リンからなるへテロポリ酸系触媒が用いられる。メタアクリル酸はメチルエステル化したMMAモノマーとして使用される事が多い事から、メタアクロレインを一段で酸化・エステル化させてMMAモノマーとする製法も企業化されている。この反応は液相不均一系で行われ、触媒にはパラジウム、鉛を主成分とした系が用いられる。

アクリル樹脂の原料

=アクリル樹脂