ウォータハンマ

英語

water hammer

内容

水撃作用ともいい、ウォータハンマは水配管と蒸気配管の場合とに分けて説明する。

  • 水配管におけるウォータハンマ:
    バルブやコックなどで管内の流体の流れを急に閉じると、閉じた点の上流側で異常な圧力が発生する。この現象は弁を急に開いた場合にも発生し、この異常圧力上昇または圧力低下が圧力波として流体中に伝わる現象。
    一度ウォータハンマが発生すると、圧力波は管中を往復し、その圧力が減衰するまでつづき、配管、継手、弁類などを振動させて騒音を発生させ、時には破損させることもある。
    =水撃作用
  • 蒸気配管におけるウォータハンマ:
    これはスチームハンマともいわれ、蒸気止め弁の急開などにより、管路にたまっていたコンデンセート、あるいは冷温状態の管内で冷却凝縮したドレンが送気または送気量の増大に伴ってとばされ、管路のとくに曲がり角や弁類などに激しく衝撃し打撃を与える作用をいう。
    =スチームハンマ